今回は「They are」の発音です。中学時代は「ゼェィ アー」と発音すると学びましたが、実際のネイティブの発音は「ゼィ」です。え?「アー」はどこ行ったの?と言われても知りません。ネイティブは「ゼィ」と略して発音するから仕方が無いじゃないですか。英語の発音の上達は、まず座学です。ネイティブ彼らが、どんな頻出用語をどう省略するのかの「知識」をどう手にするかがポイントです。では、例文を見てみましょう。
「She’s tiny but she’s got bigger breasts than me! I mean, look at these things! They’re immense!」
はい。どう頑張っても「ゼィ」としか聞こえません。普通は「They are」は表記上省略されて「They’re」。そして、更に発音すら省略されて「ゼィ」と変化する模様です。中学時代の福田先生。高校時代の吉沢先生。どうして教えてくれなかったですか?それともその知識すらなかたのですか?今となっては真相は謎です。悔やんでも過去は変わりません。自己防衛で自ら知識を広げていくのが、私が唯一今できることなんでしょう。では、次の例文を見ていきましょう。
「They pissed me off so much! I mean, what’s with those stupid teachers? They’re always butting in!」
省略されることが前提になると、それは英文の波の中に埋もれることになります。上記の例文で「They are」が「ゼェイ アー」と発音する知識だけであれば、バンジージャンプをしても聞き取れないと思います。知識的に「ゼィ」と略することを知って、なおかつ、英文の強弱のイントネーションの中にその存在を聞き分ける「鼓膜」が必要となります。
「They’re just like me–people that hunt down the giants created and powered by Miss Suzumiya.」
まだ冒頭に単体で置いてもらった方が聞き取りやすいのは確かです。でも「ゼィ」と略する知識がないと、ただのノイズとして聞き流す恐れもありますので、しっかりと省略のテーブル(せいぜい100もありません)を知識レベルで蓄えておきましょう。