「are」は言わずもがなbe動詞、主語が2人称及び複数形である場合に使われる頻出用語です。発音記号も[ɚ]と前の単語の子音とリンキングすると、文の中に埋もれてしまい聞き取ることが難しくなります。その例などを見てみましょう。
「That’s how people are normally.」
前述の「people」[píːpl]の[l]と結びついて、「people are」[píːplɚ](ピープルァー)と発音されているのがわかるでしょう。このように前の単語のお尻にくっつき、まるで一つの単語のように発音されるため、「are」単独の発音を聞き取ることが困難になります。次の例も見てみましょう。
「But what are we gonna do with her?」
ここでは「t」が母音に囲まれてフラッピング化し、(ワター/ワラー)という発音になっています。
「Wonder how many people are gonna listen to your side of the story, you sexual harasser?」
「All the club members here are witnesses!」
一つ目は、「people are」[píːplɚ](ピープルァー)。二つ目の例は、「here are」 (here’re) (ヒアラー)という発音となっています。
では、続いて「are」が前に出て後続の母音とリンキングする形を見てみましょう。
「Oh well, they are in very similar positions to me.」
「are in」で(アーリン)と発音します。同じように、
・ are on (アールン)
・ are all (アーロール)
等と、「are」が前に出て後続の母音と繋がるパターンが存在します。