単語の末尾が「y」である用語は、母音化して[i]と発音されます。その手前の単語が「t」であり、そのまた手前が「母音」である場合、母音に囲まれた「t」と見なされ、D化/R化するフラッピング現象が発生します。例を見てみましょう。

「So I guess today’s the day of the costume party?」

もともと辞書で「party」の発音記号を調べると[pάɚṭi]と、米国発音においてはフラッピングt[ṭ]と標記されています。アルファベット上は、「t」の手前はrですが発音記号上は[άɚ]なので、母音に囲まれたtとなります。例文上の「party」(パーティー)は、(パーディー)か(パーリー)か、DとRの間のような微妙な発音ですが「ティー」でないことは確かです。

「You and Haruhi Suzumiya disappeared from this world for two hours and thirty minutes.」

数字の「thirty」や「forty」も同じように母音に囲まれた「t」がフラッピング化します。例文では、「thirty」(サーティー)ではなく、(サーディー)という表記が相応しい発音です。

「And with that, we’re now going on a tour around the city in search of a mystery and a phenomenon.」

頻出の「city」という単語も米語になると「シディ」とフラッピングしてD化します。「i」と「Y」の双方の母音に囲まれた「t」という扱いです。

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