知識レベルで知っていれば、何て事の無い似たような発音。日本の受験英語は発音は度外視されているので、受験英語にとってはどうでもいい、もしくは学んでも3歩歩けば既に忘れてしまうようなシリーズ。
本日は、wantとwon’tです。非英語母国者にとっては同じような発音に聞こえる両語ですが、発音記号から確実に異なります。
・want [wάnt] (ワーント)
・won’t [wóʊnt] (ゥオウント)
それぞれの例文を聞けば一聴瞭然です。行ってみましょう。
「I won’t let that happen.」
一聴瞭然と書きましたが、気を抜くとどっちかどっちがわからなくなります。加えて、意味は真逆です。ここは聞き取るためのコツを押える必要があるでしょう。意識して確認すると、won’t [wóʊnt] (ゥオウント)と「オウ」が目立つ発音と気付くでしょう。聞き分けのために、対抗馬の「want」を見てみましょう。
「I’ll find us a room and some members and I want you to personally handle all the paperwork that needs to be turned in to the school.」
こちらはわかりやすい、want [wάnt] (ワーント)という発音です。中学英語で「want」はカタカナ発音で「ウォント」と教えられましたが、実際の発音記号は[ά]で、アともオとも取れる発音ですが、基本的には「ア」です。カタカナ発音の「ウォント」「ウォント」でも通用しますが、意識して[wάnt]と発音していくことにより、無意識にwon’tとの発音の違いに気がつくはずです。
「Brigade’ll have to do then, won’t it.」
「Just do whatever you want.」
並べて聞けば、非常に似ている発音同士ですが、明確な違いがあるということに気付くことでしょう。これをマシンガンのようなネイティブの語りの攻撃の中で聞き分けるのはコツが必要ですが、ここはもう反復練習あるのみです。バイエルの基礎の基礎となりますので、しっかりと反復練習をしていきましょう。