「It doesn’t make any sense, does it.」(ワケわかんないよね)
まず、動画は体育授業中のほむらタンのブルマ姿シーンから始まりますが、Youtubeはブルマを規制しているんでしょうか。動画をどうUpしても、ブルマ姿のほむらタンをUpしようともしません。もう人類はブルマをなかったことの暗黒歴史に仕立てようとしているのでしょうか。まったく「It doesn’t make sense.」です。
あばずれ3人衆が、放課後、マクドでダベっています。1人の男を醜く争うこいつらですが、まだ表面上は友達ぶって、「友達ごっこ」に興じています。先生、買い食いしてます、こいつら。校則違反で~す。
「It doesn’t make any sense, does it.」(ワケわかんないよね)
最初にそう呟くのは、まどかです。本日、転校してきたほむらタンの電波攻撃を受けて、少々意気消沈気味のときの台詞です。「make sense」(明らかで分かりやすい、道理にかなっている)という意味ですが、このフレーズ、アメリカ人はとても好んで使います。日常会話では、毎日のようにあつら使っています。逆にイギリス人は、あまり使わないようです。
それに対して、さやかがこう返します。
「And there I was, thinking she was…」
文法上、精訳しながら、語順なども考えながら「直訳」などしていると、あっと言う間に英文の洪水に巻き込まれて溺死することでしょう。あばば。
こういう言い回しは、単語と同じく、暗記することが正しいです。リスニング中は、頭の中で日本語に訳さない。英語の塊やフレーズの印象を、アナログなイメージをテトリスのように乱暴に積み重ねて行って、意味を類推するのです。
「there I was・・・」 (見てくれ、この通りさ)
There I wasって「(あの時)私は・・・ だった(していた)」みたいな導入的な使われ方をすることが多いですが、文法上は、thereが倒置で前に来ているだけなので、「I was there.」(そこに私が居た)というシンプルな意味です。そこに、分詞構文が重なって「And there I was, thinking she was…」という難解な構文が登場しますが、文法上、意味上の構造がわかれば、会話の中の主題にはあまり関わりのないモノだと理解できるでしょう。今後、Anime英会話の中で出会っても、華麗にスルーしてしまえば良い代物です。
「Here you are.」とか、そんな言い回しと同じで、耳に聞こえたらアバウトなイメージだけ、テトリスのブロックのように積んで、次なる話の主題に意識を注力するようにしましょう。
「It makes me sick.」(気持ち悪りぃ~!)
さやかは更に続けます。なかなか、憎い表現を使って叩き込んで来ます。直訳すると「それは私を病気にする」という意味になりますが、日常会話でおどけて使う「気持ち悪ぃ~」ぐらいの表現がしっくり来ると思います。
以上のように、このあばずれ3人衆。「友達ごっこ」をしているだけあって、表面的に聞こえの良い表現を沢山使っております。この後も、少々こいつらの薄っぺらい日常会話を追うことにしましょう。虫唾の走る「友達ごっこ」の末のこいつらの友情なんざの心配より、聞こえの良い「言い回し」を一つ漏らさず拾って、是非印象に残るフレーズを脳の海馬に焼き付けて行きましょう。