Come on. That’s mean!」(酷いよ~)

 さて、あばずれ3人衆の会話は続きます。楽しそうに会話を続けていますが、机の下では足の蹴りあいです。新品の靴のオニューの儀式で、涙目のまどかに仁美が話しかけます。この3人目、仁美って名前だったんですね。すっかり忘れていました。こういった些細な記憶の復旧が、英語フレーズを覚えるための肥やしとなります。案外、覚えたい内容の主眼よりも、こういったどうでもいい情報の方を脳は取捨選別して覚えたりします。「仁美」というキーワードと一緒に、今回のフレーズを脳に長期記憶化するようにしましょう。

This has to be a misunderstanding. 」(誤解かもしれないんだけど・・・)

 寝取り女の代表格である仁美が言います。ここでの「has to」は、「~しなければならない」の助動詞ではなく、「must(~に違いない)」と同義の推量の意味として使われています。そして、次のフレーズ。

Are you positive you’ve never met her before?」(本当に暁美さんとは初対面なんですか?)

 こちらは、相手の言っていることが間違いないかを確かめる時に使うフレーズです。「positive」には(確かである、疑いようのない)という意味があるため、「それって、マジ?」という意味になります。ただ普通の疑問系で「Yes/No」の回答を求める尋ね方よりかは、一緒に悩んで考えてるって感じがしますね。

 そして、さやかが矢継ぎ早に質問します。

「what do you mean by ~」(それってどういう意味?)

 What do you mean? を直訳すると「あなたは何を意味しているの?」となることから「どういう意味?」と尋ねるフレーズになりますが、特定の何かを指摘して確認するには「前置詞 by」を用いて上記のように表現します。直訳すると「〜によって何を意味しているの?」つまり「〜というのはどういう意味?」という意味となります。

 仁美とさやかに散々なじられて笑い者にされるまどか。そんなまどかの台詞が本日のトピックとなります。

Come on. That’s mean!」(酷いよ~)

 この「mean」には、動詞の「意味する」の他に、形容詞で「意地悪な、酷い」という意味もあります。それを使って、このような負け惜しみ的な言い回しが出来ます。仁美とさやかの嘲笑する顔を思い浮かべて「That’s mean!」(酷いよ~)と、まどかの気持ちになって、裏声でアウトプット練習を満員電車の中でやりましょう。隣に密接している女子高生の蔑んだ視線と共に、もう一生忘れることが出来ないこと、間違いなしです。

 まどかがもう1台詞、負け犬の遠吠えを吐いているので、そちらもなぞっておきましょう。

This is really bugging me!」 (私、真面目に悩んでいるのに)

 ここでのbugは「虫」のことです。bug は(動詞)で「イライラさせる、困らせる」という意味もあります。つまり、めんどくさかったり、困ったり、イライラしたりしたときに、使うフレーズとなります。この台詞も、先ほどの満員電車の密接している女子高生の方に協力いただき、一緒に覚えてしまいましょう!

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