whoの発音は[húː](フー)と中学教師から学びましたが、ネイティブが日常会話で発音する場合、[u](ゥ)です。何を言っているかわからないと思いますが、我々が義務教育で学んできた知識は間違ったものだと認識すべきです。

我々が義務教育で学んできたものは「英語」ではなかったのです。

「英語もどき?」「英語みたいな何か?」

そんな間違った知識を、我々はインターネットの便所のような落書きの知識で補わなければなりません。日本の教育界とはまったく嘆かわしい限りです。さぁ、例文を見てみましょう。

「If there’s really that many people in the world, then there had to be someone who wasn’t ordinary. There had to be someone who was living in an interesting life.」

一つ目の「who」は、まだ辛うじて[hu]で識別できますが、二つ目の「who」は、[u]です。これら二つが「who」の弱形の代表となります。「フー」「フー」と発音することが世界標準だと思っていると、日常会話の現場に放り込まれると瞬殺されること疑いありません。どんどん見ていきましょう。

「Therefore, we can say: if the human-beings who observed the universe hadn’t actually evolved as far as they did, then there wouldn’t be any observations, and the universe wouldn’t have anyone to acknowledge its existence.」

どう逆立ちしても、[u](ゥ)としか表現できない音にしか聞こえません。中学教師の福田先生、ありがとうございました。こういった機能語と呼ばれる語句は、弱形という発音が存在し、省略される用語としての最優先候補となります。省略が大好きなネイティブの彼奴らは好んで、こういった機能語をガンガンと省略してくるのです。前持った知識がない限り、ノイズとしてしか耳に入らず、ネイティブの語る省略英語の洪水の海に飲み込まれてしまうことになります。対策が必要です。

「Seriously, she’s the one who should be worried about all this weirdness going on, not me.」

弱形とはすなわち聞き逃しても、文の構成上問題ものが弱形になりがちです。「who」に関しては関係代名詞的に使われる場合に、弱形[u](ゥ)と発音され、純粋な疑問詞として利用される場合は、強形の[húː](フー)として使われます。その使い分けをしっかりと聞き分けましょう。

 

 

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