「to」の発音です。正式な発音は「ツゥー」ですが日常英会話では「ア」と発音します。見てみましょう。
「We’ve got to go make the club first.」
toが「トゥー」と発音されていないことが確認できます。
「got to」は、gotの[t]とtoの弱形[tə]の[t]音が連続するため、最初の[t]が脱落して、 gotta : [‘ɡɑtə]「ガタ」に変化します。そして母音に囲まれた「t」が「d」化して、[‘ɡɑɾə]「ガタ」もしくは[‘ɡɑdə]「ガダ」と発音されます。
この「to」が「ア」と発音される例は日常会話の中ではゴマンと存在します。続いて、見ていきましょう。
「I mean, why do they have to be an alien?」
「have」の[v]の発音が[f]化するのは義務教育の中学で学びました。ですが、日常会話ではその先の音の変化も存在するのです。have to = hafta : [‘hæftə]「ハフタ」と発音します。
「And I’ve been enjoying my early-morning hikes about as much as I could, although I sorta feel like Sisyphus, cursed to forever roll that boulder up the hill, trying to make it to the top.」
「trying to」の「ing」の[g]が脱落し、nの後のtが「n」化し、「トライングトゥー」の発音が「トライナ」という発音に変化します。
この他、take to (テイカ)、want to(ウォナ)、ought to(オータ)と、「to」は悉く「ア」と発音していきます。