有名な語句の省略英語は「wanna(ワナ)」と省略されるのはご存知でしょうが、その過去形「wanted to」にもフリーザ様形態変化のような段階的な変化があります。とりあえず、まずアニメシーンを見てみましょう。
「They made airplanes ‘cause they wanted to fly, and they made cars and trains because they wanted to go from place to place.」
逆立ちしても、学校で学んだ「ワーンテッド トゥー」という発音には聞こえません。「ワーナタ」というカタカナ表現がしっくりするような発音を使っています。しかし何故、彼奴らはそんな読み方をするのでしょうか。一応、それには変化の法則が存在します。
フリーザ様:wanted to (ワーンテッド トゥー)
⇒これは、通常のフリーザ様です。「ドドリアさん、ザーボンさん、行きますよ」
第1形態フリーザ様:wanted tə (ワーンテッド タ)
toは曖昧母音 [ə] で発音され、「トゥー」の発音がかき消されます。「私も変態型の種族なのですよ」
第2形態フリーザ様:wante’ tə (ワーンテッ タ)
単語の末尾の「d」は発音しないルールが適用。「まだ私はこれでも100%の力を出し切っていません」
第3形態フリーザ様: wanne’ tə (ワーネタ)
「n」の後の「t」は、「n」に変化するルールが適用。「ここまで私を追い込んだのは初めてですよ」
最終形態フリーザ様: wannə’ tə (ワーナタ)
wanted の edを ədと、曖昧母音で発音。「許さんぞ、貴様らっ!宇宙の塵ゴミにしてくれるわっ!」
このように様々な形態のフリーザ様が存在するため、会話の中でどのフリーザ様が出てくるかは話者の都合に寄りけりとなります。例えば、こうです。
「So, what is it that you wanted to see me about?」
この例文では、第1形態に近い形での「第1形態フリーザ様:wanted tə (ワーンテッド タ)」での発音となっています。
「While we ate lunch, Haruhi said she wanted to split up the groups again.」
ここでは、「第2形態フリーザ様:wante’ tə (ワーンテッ タ)」に近い発音に聞こえます。
「I wanted to thank you for listening to my story today.」
ここでは「第3形態フリーザ様: wanne’ tə (ワーネタ)」という発音になっています。
と、このように「wanted to」(ワーンテッド トゥー):フリーザ様は、時と場所により、様々な形態に変化し、悟空やクリリンたちの前に立ちはだかるのです。戦いの前には、このような知識の引き出しを作り上げ、充分な準備をして望むべきでしょう。