続いてのグルーピング化は、母音です。

母音も同じように、学習教材で口の形を学習しますが、「a」系の発音が日本人学習者が一番苦手とするところです。

日本語の発音である「ア」に4種類の「ア」が存在します。これが、英語初心者を困惑させる源です。

発音記号で表すと、ӕ ɑ ʌ ə の「ア」たちです。

詳しい発音方法については、それ専用の学習教材やサイトで学んで頂くとして、ネイティブが発音するこれらの「ア」の違いを非英語圏の英語学習者が正確に聞き分けるのは不可能です。

男らしく諦めましょう。それが英語学習の上達の道です。やることは満載です。

こんな細かいことにこだわっては、前に進めるものも進めません。

「聞き分けるのはこんなに難しいんだ」というハードルの高さを理解し、自分の実力ではまだまだ、と謙虚に捉えて、いつか聞き分けれるようになるぞ、という気持ちさえ持ってもらえれば、学習者としてのスタートラインに立つことができます。

日本人の英語学習は、このスタートラインすらどこにあるのかわからない状態で、「英語が苦手」「英語が苦手」と呪詛のように繰り返しているのが、ほとんどだと言えます。

「ӕ ɑ ʌ ə」以外の母音たちは、口の形や発音形態が紛らわしくないので普通に学んで頂ければ問題ないかと思います。

「①発音記号の習得」をまとめると、

1)基本的な口の形を練習する。

2)グルーピング化し、体系的に発音記号の全体を理解しておく

3)聞き分けが難しい発音が何かを理解し、深追いはしない
(聞き分けは不可能であると自身の実力を素直に認め、謙虚に別の学習を行う)

ここまで理解できれば、次の「②フォニックスの習得」に進むことにしましょう。

 

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