「No, not really.」(特にやってないわ)
まず、和子先生(34歳、独身)の膝上スカートについて注目です。現実に、34歳独身でこんなファンシーな格好をしている中学教師が居たら引きますが、しかしここはアニメの世界。目元の皺やほうれい線も肌色のベタで目立ちはしません。そういや、最近は「肌色」って言わないんですね。ペールオレンジって言うらしいです。もう「じゃんぐる黒べぇ」が公共電波でべっかんっこーしていた時代が懐かしいです。話がそれました。場面は、ほむらタンがヤンキー女学生たち囲まれるシーンから始まります。
「おまえ、どこ中出身だ?」
「おまえ、髪の毛、亀の子石鹸だろ?」
「ジャンプしてみろよ、おい、こら」
右も左もわからない転校生のほむらタンを教室の隅で4人で囲んでボコボコです。まどかたちも見てみぬ振りですが、そんな不良たちの難癖も、ほむらタンはこの一言で撃退です。
「No, not really.」(特にやってないわ)
「Not really.」は「No.」を柔らかくした表現です。「No.」ときっぱりと断ると不良たちは何をするかわかりません。平然な顔しているほむらタンですが、内心はドキドキです。不良たちを刺激させないために、「Not really.」で乗り越えます。「Not really.」は、色々な場面で使える万能な表現なのです。
「へへ、綺麗な面してんじゃねぇか」 ⇒ 「Not really.」(そうでもないわ)
「その耳、何か格闘技してんじゃねぇか」 ⇒ 「Not really.」(特に何もやっていないわ)
「おまぇ、舐めてんじゃねぇぞ」 ⇒ 「Not really.」(別に)
さすがほむらタン。何ターン目のループなんでしょうか。軽く不良たちをあしらいます。そんなほむらタンを余所目に、さやかがまどかに話しかけます。今朝の自己紹介の時に、まどかにガンを飛ばしていたのを目聡く見つけていたからです。
「Well, I’m not really sure…」(いや、え~と)
まさか、まどかも夢の中の出来事を話すわけにも行かず、何とか誤魔化します。そうです。「Not really.」は、色々な場面で使える万能な表現なのです。