我々が学んだandの発音は「アンド」です。ですが、ネイティブが日常会話で発音するandは「ン」という発音になります。気を抜くとまったく聞き取れなくなります。では、事例を見てみましょう。

「I even stopped watching those TV shows about aliens and ghosts and stuff.」

「aliens」と「ghosts」と「stuff」がほぼ連続して発音されていますが、でも良く聞くと連続ではありません。韻を踏むような抑揚的な何かが、それぞれの単語の中に挟まっていると思います。カタカナで表現するならば「ン」。そうです。それがネイティブの日常会話における「and」の発音の正体となります。

「and」とはじめとした接続詞は機能語という部類され、発音の種類に「弱形」という弱い発音で発音するルールが適用されます。「and」に関しては、

and / (弱)ən , n ;(強)and/

というルールがあり、上記の例のように「ン」と発音されることがルールとして規定されています。

例文には、3つ「and」が含まれています。

「Apparently, there’s a rumor floating around school that Haruhi and I are up to something.」

「Level with me. What are you and Suzumiya up to?」

気を抜くと聞き逃しそうな僅かな発音ですが、「ン」という韻がそれぞれの固有名詞の間に挟まれているのがわかると思います。

And trust me; I’d also like to know what we’re supposedly up to.」

ただこの通り、冒頭に来た場合は、もう一つの弱形の発音[ən]となります。

「Brushing my teeth and going to sleep at night, waking up and eating breakfast in the morning, that stuff happened all over the place.」

上記の例は、名詞句同士をつなげる「and」です。名詞単体であれば、まだ判断可能ですが名詞句などをつなげられると、判別不能に陥ってしまいます。ですが、andをはじめとした機能語は、正直聞き逃しても大きく英文の訳自体に影響がないものが多いので、推測して英文を補完するのが常となるでしょう。ですが、「and」がこのように発音される知識さえ備えていれば、聞き取れる確率はあがっていくはずです。

 

 

 

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